名取市に集合住宅が完成

名取市閖上は現在も現地再建復興に向けて進行中です。平成29年度、今年度が復興公営住宅の建設のピークということで、大きな変化のある年でもあります。

スタッフたちは、視察に向かい、二つの復興公営住宅(集合住宅)が完成したのを実際に見てきました。

こちらは高柳地区の集合住宅です。2月に一度見た時はグレーのシートで囲われておりましたが、現在の建物はベーシックな落ち着いた感じの姿を見ることができました。

住宅や緑に囲われており、子ども用の遊び場もありました。6月上旬に鍵の引き渡しがあり、すでに移転された方もいらっしゃいます。高柳の戸建てと離れており、お話をしに行くのにも少し距離があるように思えました。

こちらは閖上地区の復興公営住宅(集合住宅)です。高台の上に建ち、4つの建物がまとまって建っているのが特徴的です。津波緊急避難場所として棟の屋上が避難場所になっているようです。集会所は1階ではなく上の階に1つ作られるとのこと。7月上旬に鍵の引き渡しがあり、徐々に移転をされている方がいらっしゃる状況です。4棟の後ろに冬ごろ完成の集合住宅やお寺の本堂が建設中であることも知ることができました。

お茶会に参加されていらっしゃる方も移転をされ、現在、参加されていらっしゃる方は10人満たないところもあります。お茶会のお話の中で、移転した人と連絡をとっているが周りにお店がない、移転がこれからという人がいなくて寂しい、人と会うことがないなど移転した先でも不安を感じられていらっしゃる方が多いようです。

前に移転された方がお茶会に顔を出されて「寂しくて来ちゃったよ」とおっしゃっておりました。今後も移転がさらに進みますが、皆さんの集まる場所を続けていけたらと思います。